【現役医師が考える】医学部受験における中学受験の重要性−2
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こんにちは、現役医師でありプロ医学部受験講師の山本修太郎です。
前回から医学部受験において、早期からの教育がいかに重要で有るかというお話をしています。
前回の記事で、早期から行うべき重要な対策として
①医学部受験をするのに適した環境を作ること
②国語力を養うこと
の2点をあげました。今回は①の続きです。まだ前回の記事を読んでいない方は、先にお目通しいただけると私のお伝えしたいことがより伝わると思います。
早期からのメリット
では早速、早期からの影響について考えてみましょう。難関大学に合格するには当然ながら早い時期からしっかりと受験に見据えてほどほどの準備をして行くことが肝心です。
しかし、受験勉強だけに熱中して、部活や恋愛などを犠牲にするのは決して健全とは言えませんし、MEDUCATEでも推奨していません。
中高一貫校では6年後の受験を見据えた授業構成が組まれています。学校の勉強は必要十分ではありませんが、それでも効率の良さに関しては、中学三年間、高校受験、そして高校三年と分断されるよりも一日の長があると言えます。
また、中高一貫校に子供を入学させる家庭は、子供の進路に対して非常に感度・意識が高い家庭が多いです。それゆえ、早い段階から医学部をはじめとした難関大学進学を視野に入れ、対策を講じている家庭が多いです。
したがって、その子供もまた、進路についてしっかりと先を見据えている場合が非常に多く、家庭からだけでなく、周囲の生徒の環境から間接的にモチベイトすることが自然とできるのです。
医学部受験の半分は中学受験で決まる
懇意にする友人が、医学部進学を視野に入れていると知れば、医学部に対する心理的ハードルが下がるのは必然でしょう。親戚に医師がいれば、医師という進路を設定することに対するハードルはそう高くないでしょうが、非医師家庭においてでも、中高一貫校というきっかけから医学部を身近に目標にすることができるというのは大きなメリットです。
医学部を平然と、当たり前のように志望する集団に放り込むことで、医学部に対するハードルを下げ、さらに周囲の環境の力を上手に使い、合格に向けた効率的なルートを歩ませるのです。
ここまでを見ても、医学部受験を志すのであれば、中高一貫校に行かない理由は見当たりません。
これがMEDUCATEでは医学部受験の半分は中学受験で決まると伝えている所以なのです。
また、このレベルの高い集団で属することで得られるものは、医学部受験への意識だけではありません。
続きは次回にしたいと思います。
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【著者プロフィール】
MEDUCATEエグゼクティブ講師
山本 修太郎
千葉エリアチーフ/現役医師(東京慈恵会医科大学医学部卒)
医学部在学中から医学部受験指導に携わり、「正確な理解に基づく正確な知識を」をモットーに、大手塾トップ講師として活躍。生徒一人一人と向き合うスタイルで白熱した授業を展開させ、生徒の実力を引っ張り上げる指導を行う。
医学部卒業後も医師として働きながら、MEDUCATE現役医師スタッフとして後進の育成に従事している。