こんにちは、現役医師でありプロ医学部受験講師の山本修太郎です。 医学部受験において、早期からの教育がいかに重要で有るかというお話も第3回になりました。 早期から行うべき重要な対策として
①医学部受験をするのに適した環境を作ること 
②国語力を養うこと
の2点をあげてきました。今回は②についてです。まだ前回の記事を読んでいない方は、先にお目通しいただけると私のお伝えしたいことがより伝わると思います。

前々回記事:【現役医師が考える】医学部受験における中学受験の重要性−1

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医学部受験と国語力

ここでいう国語力は偏差値として国語の成績が優秀ということではなく、日本語を用いて施行する能力のことです。もちろん結果として国語の偏差値はついてくるものですが、イコールの関係ではありません。 受験勉強と国語力の関係については代表細井の記事でも度々触れられているところではありますが、これに私も全面的に同意します。
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  問題文は日本語で書かれていて、自分が思考するのに使う言語も日本語なのです。その日本語がおぼつかないで、どうして難しい問題に対して論理的な思考を働かせることが出来るでしょうか。 極端な例ではありますが、1つの具体例をあげさせてください。 講師として遭遇したケースですが、「どうしても英語が読めない」という生徒さん。授業している最中から会話に違和感を覚えました。私の使う言葉が理解できていない様子が見受けられました。 決して理解力のない生徒ではなかったので、文法事項の理解や長文読解の方法についてはどうやら理解できているようです。しかし、長文を読ませると一向に読めない。試しに全訳を渡してみると書かれている日本語がわからないと。 決定的に語彙力が少なく、また社会的な問題に関する知識も少ないため、長文に書かれている内容が日本語で理解できないのです。 これは最近の生徒に良くある傾向です。あらゆるものの動画化が進み、動画で物事を理解するようになってしまった結果、語彙力が極端に低い生徒を見受けるのです。  理系科目では、具体と抽象を自身の頭の中で行き来する必要があります。具体から抽象を取り出す作業には高度な国語力が要求されますし、問題文が要求する内容に対して的確に解答して行く必要があります。

ハイレベルな環境で過ごす6年間

では、国語力はどの様に磨くことが出来るのか。 直前になって急激に国語力を伸ばすことは難しく、日々使って行く中で磨かれるものです。早い段階から少しでもハイレベルな環境に身を置いて行くことが重要です。 中高一貫校は当然ながら、ハイレベルな会話が繰り広げられています。しかも当人たちはハイレベルだと気付かずに過ごします。しかし当然優秀な生徒が一堂に集っていますから会話のテンポ、語彙、内容含めて同世代の中では一流です。そういった環境で6年間過ごすと、必然的に国語力は養われます。 以上の様に、医学部受験において中高一貫校出身者が多いのは決して偶然ではなく、十分な裏付けがあるのです。もっとも、中高一貫校に入学していなくともこう行った点に留意することで医学部の合格可能性をあげて行くことは可能です。しかし、まだ中学受験を見据えることが可能な時期であれば、ぜひ御一考いただければいいかと思います。  

 早期からの教育介入で大きな成功を

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【著者プロフィール】 MEDUCATEエグゼクティブ講師 山本 修太郎 千葉エリアチーフ/現役医師(東京慈恵会医科大学医学部卒) 医学部在学中から医学部受験指導に携わり、「正確な理解に基づく正確な知識を」をモットーに、大手塾トップ講師として活躍。生徒一人一人と向き合うスタイルで白熱した授業を展開させ、生徒の実力を引っ張り上げる指導を行う。 医学部卒業後も医師として働きながら、MEDUCATE現役医師スタッフとして後進の育成に従事している。

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