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このGWにやるべきことは、ここまでの復習の徹底と弱点潰しです。 また、この時期に中学受験の国語に関してご相談が多いのが、記述問題が苦手です。どうしたら書けるようになりますか?
というお悩みです。記述問題のポイント
小学生に限らず、中学生・高校生でも同様の悩みを抱えている生徒は非常に多くいますが、そういった生徒のほとんどは、設問で問われていることに対して答えていない
傾向にあります。 『傍線部①とあるが、これはどういうことか』 『傍線部①とあるが、これはなぜか』 それぞれの設問で答えるべき内容は変わります。 『どういうことか』と問われた場合には、傍線部を本文中の言葉を使ってわかりやすく言い換える。 『なぜか』と問われた場合には、理由を答える。 この法則を守らなければ、○はもらえません。小学生の場合、傍線部に対して思ったことを好き勝手に書き、解答欄が埋まったことに満足してしまいがちです。『設問が求めている内容』を答えるという意識を徹底してください。
答えの書き方
答えをまとめるときにも注意が必要です。本文で出てきた順にただ並べても正解になりません。 注意すべきポイントは2つ。①主語・述語を明確に
②因果関係を捉えよう
①主語・述語を明確に
内容は正しいのに減点されている生徒は、主語・述語が不明瞭であるパターンが多いです。 単純に主語が書かれていなかったり、主語に対する述語が揃っていなかったりします。 主語・述語は文章における骨組みなので、これがきちっと固まっていれば大きな方向性にズレは生じません。あとは、文字数に合わせて肉付けしていけば良いだけです。 書き終えたら必ず主語・述語を確認して、文章として成り立っているかチェックしましょう。②因果関係を捉えよう
模範解答と似たような言葉を使っているのに○がもらえていない生徒は、『因果関係』が滅茶苦茶になっています。 文章を簡潔にまとめる場合は、『因果関係』は非常に重要です 。 説明文であれば『原因→結果』 物語文であれば『原因(きっかけ)→心情(気持ち)』 という形でまとめましょう。 そもそも記述が苦手な生徒は、『結果』しか書かなかったり、『原因』だけを書いて満足しているケースが多いです。 答える上では、この2つのポイントに気をつけましょう。 しかし、国語において大切なことは ”どのように答えるか” ではなく、”設問が求めている内容に対して答える”ことです。まずは、この原則を意識してください。ランキング参加中! クリックお願いしますm(_ _)m
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【著者プロフィール】
丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブプロ講師 )
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒
大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また、古代中国に対する造詣も深い。