大学院卒業後に医学部再受験にチャレンジし、見事国公立医学部に合格した井田先生(仮名)に特別記事を寄稿いただきました。全3回の第2回となります。医学部再受験を検討されている方必見です!

第1回はこちら→【医学部再受験】再受験合格者が語る!再受験を決意する前にやっておくべき3つの試み!【その1】

医学部再受験への向き不向き……今度は客観的に判断しましょう!

みなさんこんにちは!

前回に引き続き、今回も医学部再受験を経て国公立大学医学部に在籍している者の視点から、「再受験を決意する前にやっておくべきこと」について、私の経験談を交えてお話しさせていただきたいと思います。

前回のテーマは自己分析ということもあって、主観的な色合いの強い判断要素でした。

もちろん、前回のような自己分析は欠かせませんし、「自分を勇気づける」という意味でもとても大事なものだと思います。

ですが、そうして自己分析を念頭においた上で、「客観的な数字と自分の素質をシビアに照らし合わせる」こともまた必要です。

今回はそんな、客観的な判断基準のお話をしていきたいと思います。

このシリーズで解説する、再受験を決意する前にやっておくべき3つの試みとは……

あなたの武器は何!? 自分の武器と医学部受験の親和性を見極めよう! 

・今現在の学力にショージキに! 学力を客観的に知って、合格までの距離を測ろう! 

・「自分を律する」ってなぁに? 「律する」ための普遍的メソッド!

スタート時点での学力を知るべし! 自分主催センター模試!

受験で自分を客観的に評価する数字と聞いて思い浮かべるもの……それは皆さんやっぱり、模試の偏差値や判定ではないでしょうか?

ちょっとネットで調べた人には、「医学部合格には偏差値65以上必要」「B判定以上ない怖い」だなんていきなり言われて、どうしようかと思い悩んだ人も少なくないはず。

でも、皆さんが医学部再受験を開始したばかりの状態でその手の模試を受けてみることを想像してみてください。

 

一度大学受験を経験している人だって、知識が抜け落ちていたりして、今でも「偏差値65以上、B判定以上取れちゃうぜ!」だなんて自信をもって言える人は多くないはずです。

そうです、再受験開始時点で合格水準に達している必要なんて全くありません! ……いや、当たり前のことですが。

じゃあ、どうやって自分の実力を判断するか……。

 

私は、自分主催センター模試をやってみました!

……と言われてもなんのこっちゃという人が大半でしょう。

 

自分主催センター模試とは……

 

・模試の参加者は自分ひとり(そりゃそうだ)

・センターの直近の本試を、国公立の二次試験でも使う「英語(筆記)、数学iA、数学2B、理科2科目(自分の使う科目、僕の場合は物理と化学)」にわたり、本番に即した時間で解いてみる

・自己採点もシビアに本番の得点通りに行う

と、これだけのものです笑

 

でもこの方法、とってもいいんじゃないかと思っています。

なぜかと言うと、センター試験は配点がはっきりしていて、記述式の問題と違い採点基準も明確なので、絶対的な数字で自分の現状を評価できるんです!

さらに、センター試験は網羅的に各分野から出題されるため、どの分野のどこが抜けているか、どんなことができなくなってしまっているかを見通しやすいのです!

自分主催センター模試の結果から何がわかるの?

さて、自分主催センター模試を行ってもらった後のことをお話しましょう。

問題を解き、自己採点をして……すると、国公立医学部で求められるセンター9割という水準を全体で満たしている人は少ないのではないでしょうか?

実際、自分も再受験を開始する前に自分主催センター模試によるチェックを行いましたが、英語と数学は9割に乗っていたものの、物理と化学はともに7割にすら満たず悲惨な結果でした……笑

ですがこの結果から、私は医学部再受験に恐らく成功するだろうと自分を信じられたのです。

それはなぜか?

 

そう、この模試は、あくまでも自分が合格水準にあるかを測るためのテストではなく、合格に足りないものが、自分の能力で賄えるかを知るためのテストなのです。

あなたが、「あなたの武器は何!? 自分の武器と医学部受験の親和性を見極めよう!」で見極めた自分の強みと、このテストで得られた客観的な評価を見比べましょう。

 

数字が示している「自分に足りないもの」が、自分の強みで賄えそうですか?

——私の場合は、賄えると判断しました。

 

なぜなら、自分主催センター模試の結果から、

・英語は間違えた所が大問1の発音・アクセントと大問2の文法・単語問題のみだったことから、単語や細かい文法知識が抜け落ちているだけだと分かった。

→英単語は受験生時代一日50単語ぐらいは覚えていたし、知識を詰め込めばいいだけなので、長期間の訓練が必要になる長文慣れは必要がない。

・数学は今でも戦える水準。受験テクニックで抜け落ちている部分があるだけだと分かった。

→大学・大学院で数式慣れはしている。標準問題の一通り載っている参考書をサラッとさらえばいいだけ。

・物理は力学がまあまあできているが、それ以外のある程度知識がないと無理なところは壊滅的。

→数学ができて力学ができるということは計算能力、物理的な思考能力は健在だろう。根本的に抜けた知識を網羅的な問題集で埋めていけばいける。

・化学は合っているところと間違っているところの傾向がはっきりせず、全体的に抜け落ちている感が否めないが、7割近く得点できるだけの、「なんとなくこんな感じ」ぐらいの感覚は持っている。

→一から網羅的な問題集を解き進めれば、足を引っ張らない程度の水準には持っていけるだろう。幸いにも、英語・数学にさほど時間を使わなくてよさそうなのでリソースは割ける。

と判断できたからです。

 

このように、表面的な点数のみでなく、どこがどの程度、どのようにして間違っていたかを見ることもとても大事です。

だからこそ、まんべんなく色々な分野から出題されるセンター試験を用いることが効果的なのです。

ですが、自己採点してみて点数は出せたものの、その結果を自分の素質と擦り合わせて判断するのが難しいという人もいることと思います。

そんなときこそ、医学部受験を実際に経験している講師に相談するなどの手段が有効だと、私は考えます。

きっとあなたの合格までの距離を、適格に、シビアに、しかし誠実に評価して、合格までの道標を一緒に考えてくれることでしょう!


井田先生のインタビュー動画はMEDUCATEのYouTubeチャンネルで公開中!

 

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