こんにちは!MEDUCATEエグゼクティブプロ講師の大野です。 今回は数々の医学部合格を請け負ってきた医学部受験のプロ講師として、医学部受験における英語の勉強法について、前回に引き続き述べていきます。
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医学部英語長文対策

医学部で出題される長文のテーマは、医療問題のみではありません 生化学や経済や政策、国際問題など多岐にわたる題材が取り上げられ、また、理系の内容だけでなく、物語文などの文系寄りの内容も出題されます。そのため、医系単語に偏ることなく普遍的な単語帳を完璧にした後に、医系単語に特化した単語帳に進むようにしましょう。 とはいえ、医学部の場合、2〜3題程度出題される長文のうち、少なくとも1題は医療に関連したテーマが出題されます。専門用語は、その1単語がわからないと、文脈を判断するのに苦慮することが多いです。 文末に注がついて単語の意味が記載される場合もありますが、一般的な医系単語には注がついていないことが多いです。 例えば、「pancreas」と言う単語は「膵臓」と言う意味ですが、ある程度医系単語を学んでいれば、受験生でも知っている単語です。こう言った単語が1行目に出てきた際に瞬時にわかるかわからないかで、文章全体のテーマが膵臓の病気についてなのか、膵臓の生理についてなのか、判断する材料になるわけです。 この単語の意味がわからなかった場合、暗中模索で先に進み、文中から逆算してpancreasの意味を推察しなければならなくなります。試験で英文を読む際に、これほどコストパフォーマンスの悪いことはありません。 だからこそ周囲の受験生からは後れを取らない程度に、少なくとも医系英単語も300語程度は覚えておきましょう。

話題のテーマにもアンテナを

加えて昨年度、今年度で流行した病気や、最近研究が進んでいる医療分野についてはアンテナを張っておくと良いでしょう。 具体的には、過労死、認知症、うつ病、高齢化、クローン技術、iPS細胞、AIに関わるものなどがあげられます。さらに、今後はロタウィルス、デング熱、エボラ出血熱などの感染症の出題も予想されます。 MEDUCATEでは医療単語の暗記の時期も含め生徒一人一人にオーダーメイドで年間計画を策定します。どの時期までに普遍的な単語帳を完璧にし、いつから医療単語に取り組めばいいのかお困りの方、是非MEDUCATEにお気軽にご相談下さい。 次回は、オススメの医療単語帳についてご紹介します。
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DSC_0919【著者プロフィール】 大野 雄介 MEDUCATEエグゼクティブ講師(英語) 上智大学外国語学部卒 大手進学塾での指導経験と合格実績を持つ講師。指導においては受験勉強における意識づけと計画性の重要性を説き、『緻密な計画に基づく勉強方法の指導』について定評がある。

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