中学受験は、このゴールデンウィークが最初の勝負の分かれ目です。
最初のターニングポイント
学年が上がり1ヶ月ほど経過したタイミングでやってくるGWは非常に重要です。なぜならば、サピックスでも日能研でも四谷大塚でも集団塾に通っている生徒は、4月の段階で大きく2つのグループに分けられます。 ・”順調に”リズムを掴んでいる人 ・すでに”つまずき”を感じている人 お子様がどちらのグループに属しているかは、宿題の消化具合やテスト成績などで親御様が一番理解していると思います。 我が子がどちらのグループに属しているかで、GWに何をすべきかは変わります。そして、この休みをどう過ごしたかでその後の成績の伸びが全く変わってきます。・”順調に”リズムを掴んでいる人
4月を順調に過ごすことができた人がGW中やるべきことは、 ・2月〜4月の総復習 ・ウィークポイントの強化 ・過去問へのチャレンジ GWが終わると、次は夏休みまでまとまった時間を取れるチャンスはありません。 ここまでの総復習は必ず行ってください。 志望校の過去問を解いてみるのも良いでしょう。自分の現在地からゴールまでの距離を感じることが良い刺激になります。 (新しい年度の過去問は、秋以降に取り組みたいので、GW中には少し古めの年度で取り組むことをオススメします。)・すでに”つまずき”を感じている人
すでに”つまずき”を感じている人は、GWの過ごし方で受験が決まると思いましょう。 最初の”つまずき”は、その後に重大な影響を与える恐れがあります。算数や理科など分野ごとに別れているように見える科目でも、実は共通した考え方を用いる問題が多くあります。例えば、食塩水や速さの問題を比を使って解くパターン。そもそも、比でつまずいてしまっていては応用することができません。 このタイミングで、基礎知識のまとめや基本問題に徹底して取り組み、足腰をしっかり鍛えておくことが最後の勝負に勝つ秘訣です。 ここまでで”つまずき” を感じている人がこのGWでやるべきことは、 ・ここまでの”つまずき”の解消 ・苦手分野の克服 です。 お出かけする最後のチャンスなんて悠長なことを言っている暇はありません。早急な治療が受験においても重要です。 小4または小5から大手塾に通っている場合、小6のGWまでに、一部範囲を除いて一通りカリキュラムが終わっていて入試実戦レベルに取りかかり始めているので、受験基礎レベルで間違えている分野は要改善です。 ここ3ヶ月程に受けた模試の結果から苦手分野をあぶり出しましょう。貴重な時間を無駄にしないために
やることは山積みなのですが、GWは夏休みなど長期休暇に比べると、圧倒的に時間が足りません。 あれもこれも手を付ける余裕がなく、なにを最優先で取り組むべきかの取捨選択が必要です。 実はこの”取捨選択”って非常に大変なんですよね。正確に言えば、捨の判断が難しい。全体を俯瞰できないとその範囲の重要性が見えず、優先順位がわからないんです。 優先順位が不明瞭なままだと、あれもこれもと手を付けて、どれもこれも身に付かない可能性さえ秘めています。そして、中学受験は親の受験とも呼ばれるように、親がその優先順位を決めなくてはいけないと考えがちです。 ですが、俯瞰できる第三者にマネジメントしてもらうのも1つの手です。初めての中学受験に挑む親御様と、何人もの生徒を見てきた受験のプロ、どちらのマネジメントが効率的かは火を見るよりも明らかです。 俯瞰的なマネジメントが必要ならMEDUCATEへ。『チーム教育 X オーダーメイド』で最短経路で導きます。ランキング参加中! クリックお願いしますm(_ _)m
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【著者プロフィール】
丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブプロ講師 )
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒
大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また、古代中国に対する造詣も深い。