こんにちは、エグゼクティブプロ講師の丸山です。

これから医学部の過去問を少しずつ解説していきたいと思います。医学部受験の英語は大学ごとに特色があり、出題形式もオーソドックスな医学部から独特な医学部まで、扱われるテーマも医療系の要素が強いテーマが頻出の医学部から多岐に渡るテーマの医学部まで様々です。

今回は「東邦大学医学部」の英語について見ていきたいと思います。

東邦大学医学部の英語=”スピード X 医療系知識”

東邦大学医学部の英語は医学部受験においても屈指のスピードが求められます。2014年以降やや問題数が減少しましたが、それでもなお時間の割に問題数が多く、素早く正確に処理することが必要です。

難易度は標準レベルですが、医療系のテーマ色が強く、医療系英単語の知識が必須であるので、読解スピードを上げるためにも普段から医療系の英語長文に慣れておきましょう。

問題数が減少した2014年以降の問題構成は

2014年 長文読解x2/長文空所補充x2/発音・アクセント

2015年 長文読解x2/長文空所補充/文法(空欄補充)/発音・アクセント

2016年 長文読解x3/長文空所補充/発音・アクセント

2017年長文読解x3/長文空所補充/文法(正誤・空欄補充)

となっています。

2017年東邦大学医学部英語第5問

今回は、2017年に出題された文法問題の一部を解説したいと思います。

文法正誤問題を解く時には、「どこが間違っているか」だけでなく、「どう直せば正しいか」までしっかり考えてください。

問題はこちら↓(クリックで拡大)

※編集の都合上、問題の一部に変更を加えております

 

 

では、解説していきます。

解説

1. (d) fail → failure

「for the ____ of 」という形で、前置詞の後ろに入り、定冠詞”the”がついていることからも、使うべき品詞は ”名詞”です。”fail”は動詞で「失敗する」という意味なので、”fail”の名詞版”failure”を変えましょう。

2.(c)because → because of

”because”の後ろに注目してください。”because”は接続詞なので、後ろにSVを伴うはずですが、「automation and the changing nature of the economy」と”and”で挟まれた名詞(句)が2つあるだけです。この場合、接続詞を用いることはできないので、”because of”に形を変え、「because of automation and the changing nature of the economy」で一つの前置詞句としましょう。

3.(d)for respond → in response

基本的な考え方は(1)と同じです。”for”は前置詞なので、名詞を伴うはずですが、”respond”は動詞です。名詞の”response”に変えましょう。そして、” in response to 〜(〜に応じて)”という熟語的な表現があるので、前置詞も”for”から”in”に変えましょう。

4.(b)informations → information

”information”は不可算名詞なので、可算名詞の複数形を表す”-s”をつけることはできません。超頻出問題です。

5.(a)on → in

「〜に自信がある・信頼がある」とする場合、” have confidence in 〜”という形になります。

6.(b)for at least → at least

「”少なくてもいつもより20分以上早く”出発する必要がある」としたい場合、”少なくていつもより20以上早く”は、「at least 20 minutes earlir than usual」と表せ、earliy自体は副詞なので、このまとまり全体の働きは副詞となるため、前置詞”for”は不要です。

7.(b)devided to → devided into

「〜に分けられる」とする場合、”be devide into 〜”という形になります。

8.(d)were → was

that節以下の主語は、「the incorrect mixture」で、”mixture”は不可算名詞です。そのため、that節以下の動詞は、”was”となります。

講評

正誤問題のレベルとしては、標準です。問われているポイントも、正誤頻出ポイントばかりで、「1問30秒ペースで突破したい」ところです。

正誤問題に関しては、間違いを作るポイントがある程度パターンで決まっています。(例えば、品詞違いや単複の不一致など)問題演習を繰り返し、チェックすべきポイントが増えれば増えるほど正答率はあがります。

併願する大学でも正誤問題が出題される場合には、夏までに文法の基礎を固めた上で、秋以降の演習時期で薄めで構わないので1冊正誤問題集を仕上げておきましょう。

見るべきチェックポンイトを頭に入れた上で、秋〜冬の過去問演習に臨むことで過去問から得られる経験値を最大にしていきましょう!

 

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【著者プロフィール】

maruyama

丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブ講師 )

上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒

 

大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また、古代中国に対する造詣も深い。

 

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