その方は、こんな言い方もしていました。その他大勢の人になってはいけない!
朝8時前後の電車というのは、9時始業に合わせて会社に行く人々が利用する、つまり1番大勢の人が利用する時間帯ということになるでしょう。 単純だった私は、上の言葉を聞き、満員電車に乗ってはいけない、と解釈しました(笑) それからというもの、9時前後の打ち合わせなどに行く際も、出発は2時間ほど早め、6時頃の電車に乗ることにしたのです。 すると、あることにすぐに気がつきました。 6時前後の電車に乗っている人たちは、「パソコンで仕事をする」「新聞に目を通す」「寝る」など各々が有意義な時間を過ごしています。少なくとも、「携帯ゲームをする人」はほとんど見かけません。6時前後といっても、必ず座れるわけではありませんが、8時前後のグリーン車と同じぐらいの快適さはあります。2時間早く乗ることで、同じ通勤時間を意味のあるものに昇華できるのだと実感した事例でした。 さて、受験生の皆さん、受験勉強も同じです。 例えば、定員が100人に対し倍率が20倍の試験では、2000人の受験者がいることになります。内訳は、合格者100人 / 不合格1900人ということになります。その他大勢の1900人と同じことをしているようでは、『合格』は勝ち取れないのです。 では、具体的に何をすれば良いか・・・? とても簡単です。何故なら、皆さんも既にお気付きですよね? 受験勉強における、『その他大勢の1900人と同じこと』とは、『やるべきことをやらないこと』です。何も珍しい参考書や誰も知らないような塾や講師から学ぶ必要はありません。皆が心のどこかで感じている、ごくごく当たり前の事に全力で取り組めば良いのです。 今日は、集中できないから・・・ 今日は、休みの日だから・・・ 数学は好きではないから・・・ 1日ぐらい遊んでも良いか・・・ この問題は難しいから・・・etc このような、誘惑に打ち勝てるかどうか。 受験勉強に限らず、人生は毎日が選択の繰り返しです。私の中で選択は勝負と同義です。日々の自分との勝負を通して、少なくても“勝ち癖”をつけなければなりません。己に勝てない人間が他者との戦いに勝てるわけありませんね。 MEDUCATE代表は、講師研修の際に以下のように伝えます。頭一つ、抜きん出るためには、その他大勢の人と同じことをしていてはいかん!
(※MEDUCATEでは、授業開始時に課題の定着度を測るため、必ずCheck Test を行います。)生徒には、受験勉強を通して、完璧を擦り込んでください。
Check Testで満点以外は、決して褒めてはいけません。1問ミスも全問ミスも同じですから。
受からない生徒(その他大勢の1900人)から、
受かる生徒(抜きん出た100人)へ
ノート活用術が、本気で夢を叶えたい生徒が、受かる生徒への習慣を作る一助となればこの上ない喜びです。 次回、『ノート活用術Vol.4 〜 ノート整理に有効なタイトルづけ 〜』をお届けします。 最後まで、目を通していただき有難うございました。何かご質問やご相談等ございましたら、遠慮なくご連絡ください! →沖先生へのご連絡はこちら (勧誘などは一切いたしません。)<バックナンバー>
【著者プロフィール】 沖 元介 (MEDUCATEエグゼクティブ講師) 大妻中野中学高等学校 数学講師/早稲田塾 数学講師/増田塾 数学講師/Navio 数学講師/個別教室のトライ 数学講師/SBI大学院大学 経営管理研究科 アントレプレナー専攻 在学中 現在都内の複数の学校や塾で数学を指導し、『数学を教えるのではなく数学で教える』 を信条とする。その傍らで、大学院大学にてMBA取得を目指し勉強中。教育×経営学 の可能性を模索中である。