みなさん。ごきげんよう。数学講師の沖 元介です。 『勝負の夏』へ向け、1学期の学習は計画通りに進んでいますか? さて、前回に引き続き、本日のテーマも、『ノート活用術』です。 実際、ノートに書き込む内容を例に挙げながら、 『現在ノート』『未来ノート』という2種類のノート活用方法をご紹介します。 ご興味ある方は、是非ご一読を!   上記の『現在ノート』と『未来ノート』の考え方は、私が生徒に推奨しているノート活用術の1つであります。まずは、それぞれのノートの定義から、ご説明します。 現在ノートとは、皆さんがイメージするノートと一致するはずです。授業における板書や重要ポイント、例題などをストックしておくためのものです。 未来ノートとは、前回の私のサブタイトルともなっていた『ノートは、未来の自分へのメッセージ』の真骨頂です。 ※詳細は、6月3日『ノート活用術 Vol.1 』をご参照下さい。   こちら未来ノートに記載する事項は、以下のようなものです。
  • 後で復習が必要な事項
  • 後で類題を参照すべき事項
  • 後で解きたい応用問題
  • 後で自分が取るべき行動
未来ノートに記載すべき事項は、すべて、未来の自分が取り組むべきものです。   ビジネスマンの方は、『会議中の備忘メモ』をご想像していただけるとイメージが共有しやすいでしょう。具体的に記入する内容の例としては、

1)《6月20日の俺へ、■■の定理を述べよ!》

2)《6月22日の俺へ、6月10日の現在ノートの例題を確認せよ!》 3)《6月25日の俺へ、授業テキストP,●の問▲を解け!》 4)《6月28日の俺へ、★大の過去問で類題を確認せよ!(授業で講師が言っていたもの)》 などが、挙げられます。未来ノートに関しては、ルーズリーフなど、用紙の順番を自由に前後できるタイプがオススメです。   例えば、1のような重要定理の確認は、1枚ではなく2枚3枚と用意し、 《6月20日の俺へ、■■の定理を述べよ!》 《7月 5日の俺へ、■■の定理を述べよ!》 《8月30日の俺へ、■■の定理を述べよ!》 など、あえて時間を開けて繰り返す仕組みづくりをすることによって、思い出す機会の創出に利用します。 (興味のある方は、エビングハウスの忘却曲線について調べてみて下さい。)   また、私の場合、2〜4の問題文等は、未来ノートを作っている際に事前にコピーなどをして貼ってしまうことが多いです。やろうと思った時に、該当の問題集を家に置いてしまったたなどのことが多々あったため、現在ノートと未来ノートだけあれば、勉強ができる環境づくりをと考えました。 ・・・お気づきでしょうか?   このノートをうまく活用できる人というのは、計画通りに行動できる人なのです。 そうです。前回の私の投稿でノートを活用する目的はズバリ、行動計画の策定と申し上げました。 『計画』というのは、作成する日と実施する日に乖離があるものです。それ故に、せっかくの計画が「絵に描いた餅」になってしまうことが少なくありません。また、今日やるものを、今日決めているようでは、成績の向上は期待できません。 MEDUCATEのメソッドの1つである、『プロ講師による計画策定』というのは、これらを踏まえ、どのタイミングでどの問題を復習をするのかまで計画スケジュール帳に記入します。   長くなりましたが、最後に私の大好きな言葉を贈ります。

心が変われば、態度が変わる

態度が変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば、人格が変わる

人格が変われば、運命が変わる

運命が変われば、人生が変わる

最後まで、目を通していただき誠に有難うございました。
<バックナンバー>

【ノート活用術 Vol.1】ノートは未来の自分へのメッセージ


【著者プロフィール】 沖 元介 (MEDUCATEエグゼクティブ講師)プリント 大妻中野中学高等学校 数学講師/早稲田塾 数学講師/増田塾 数学講師/Navio 数学講師/個別教室のトライ 数学講師/SBI大学院大学 経営管理研究科 アントレプレナー専攻 在学中 現在都内の複数の学校や塾で数学を指導し、『数学を教えるのではなく数学で教える』 を信条とする。その傍らで、大学院大学にてMBA取得を目指し勉強中。教育×経営学 の可能性を模索中である。