こんにちは!MEDUCATEエグゼクティブプロ講師の大野です。

現在、塾選びをされている皆さん、あるいは通われている塾でどの夏期講習をとるべきか検討されている皆さん、この長い夏休みと言う時間をどう過ごすか、なにをするべきか、正確に把握できていますでしょうか。

  夏を制する者は受験を制すとは言われておりますが、半分当たり、半分外れと言うのが私の意見です。実際夏休みが終わって燃え尽きて、秋に失速してしまう人もいますからね。夏だけで入試の合否は決まりません。 しかし、半分は当たっていると言ったように、夏休みの過ごし方、または夏期講習の選択で秋の過ごし方が変わり、ひいては受験の合否を左右します。 数々の受験生を医学部、難関大学へ導いたプロ講師の私が考える、受験生が夏休みにやるべきこととして、以下の4点を挙げます。
夏休み限定の短期目標の設定
②苦手分野の洗い出しと潰しの徹底
③既習内容と新規内容のバランス学習
④センター試験対策の徹底
この4つについて一つずつ解説していこうと思います。
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①夏休み限定の短期目標の設定

夏休み限定の短期目標とは、普段の中期目標とは別に新たな夏休み限定の短期目標を立てて欲しいと言うことです。 目標のエンドポイントは、丁度夏休み明けに控える9月の河合塾や駿台などの大手予備校が執り行う模試での偏差値、合格判定です。 しっかりと立てた計画を遂行し、目標の偏差値を取ることで、秋以降の勉強への弾みとするとともに、同大学を志望するライバルたちに対して自分が今どの立ち位置にいるのかを知り、作戦の練り直しをします。

②苦手分野の洗い出しと潰しの徹底

夏休みという豊富に勉強時間が取れる時期に必ずやって欲しいことは、4〜6月で出来なかった、あるいはその間に生じた苦手分野の特化演習を行うことです。 例えば、数学の確率や整数が苦手、英語の整序問題が苦手、化学の有機分野が苦手など、勉強していると明らかに自分が嫌だなという分野が出現すると思います。そう言った苦手分野は大抵、他の生徒も苦手にしているため、その分野専用の問題集が必ず出版されています。 苦手だからと言って避けずに、夏休みという豊富な時間を使って苦手分野に特化した問題集を1冊完璧にして克服してしまいましょう。 この時期を逃して、苦手分野を残してしまうと、秋以降にそれを克服しなければならなくなり、他の科目を大きく逼迫します。あとでやろうは馬鹿野郎と言われないように、夏休みの時間をうまく充当してください。 あとは、自分では得意だと思っている分野であっても、点につながらない、つまり思わぬ落とし穴があることもあるため、正確な苦手の把握が重要なのです。 例えば、皆さんはこの問題を解けるでしょうか。
【例題】
( )内に入るものを選択肢から選びなさい。

He as well as I(   )in the wrong.

①is  ②be  ③am  ④are
    正解は、①のisです。 これは主語と動詞の一致の問題で、A as well as B「BだけでなくAも」が主語の場合は、動詞はAに合わせますよね。この問題では、A=heなので、正解は①のisです。このように、中学からおなじみのbe動詞を扱うような問題でも、思わぬところに落とし穴があるものです。徹底的に苦手を潰せているかどうか、再度確認する必要があります。 今回は最初の二つのポイントについて書かせていただきました。残り二つのポイントについて、次回お楽しみにしてください。  
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DSC_0919【著者プロフィール】 大野 雄介 MEDUCATEエグゼクティブ講師(英語) 上智大学外国語学部卒 大手進学塾での指導経験と合格実績を持つ講師。指導においては受験勉強における意識づけと計画性の重要性を説き、『緻密な計画に基づく勉強方法の指導』について定評がある。

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