こんにちは、美容外科・形成外科医 兼 ハイクラス家庭教師MEDUCATE代表の細井龍です。 その4となりました。まだ以前記事を読んでいないという方は、下記のリンクからぜひご一読ください。  
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多浪生の特徴

1. 基本計算能力・国語力が低い(=解く、読むスピードが遅い) 2. 複数のタスクをこなすのが苦手 3. 頑固で自分のやり方を変えない 4. 予備校に真面目に通うことで成績が伸びると思っている 5. 自分流の勉強を続け、他人との比較や客観的評価を嫌う 6. 自分ができないことを認めない 7. すぐに言い訳をする 8. 親が金持ちで甘い

  今回は

予備校に真面目に通うことで成績が伸びると思っている

というポイントについて語っていきたいと思います。

 予備校が成績を伸ばしてくれるという幻想

生徒の中では、予備校に真面目に通えば、成績が伸び、合格できると信じてやまない生徒がいます。 それでは、大手予備校の生徒のうち何%が第一志望の医学部に受かっているでしょうか。 おそらく20%もいないでしょうね。ほとんどが第一志望には落ち、それ以外の志望校に行くか浪人します。つまり、予備校の中で異質な存在にならない限り、自分の狙っている大学には受かり得ないのです。 その状況を分かっておらずに、予備校の授業に律義に出席し、板書を写すことに躍起になっている生徒を見ると非常にかわいそうになってしまいます。 何かにすがりたいという気持ちは大いに分かりますが、すがる相手を間違えています。 予備校の授業を真面目に聞いた場合、同じ教室にいる全員と同じ学習進行スピードとなります。ここですでに大多数と同じ動きをしているので、秀でることはできません。 浪人生は自分がなぜ前回落ちてしまったのかを考えましょう。   それは、ライバルを凌駕することができなかったからです。 ライバルを圧倒する成績の伸びを示さない限り、合格の順番は回ってきません。医学部合格の倍率は、全体で15倍と言われています。 それを自覚していたら、予備校の授業を真面目に聞こうとなんて思えないはずです。聞くのは問題ないですが、人より効率的に授業時間を過ごさなければなりません。

予備校を使いこなすべし

以前に解説した、「複数のタスクをこなすことが苦手」というポイントとも繋がりますが、板書を取ることに集中するスタイルは止めましょう。

予備校講師が言っていることで、参考書に書いていないことはありません。

ほとんどが参考書からも仕入れられる情報であり、本を読み聞かせられるのと自分で読むののどちらが早いかを考えれば誰でもわかると思いますが、自分で読んだ方が早いですし、学習効果も高いです。 予備校の授業に全幅の信頼を置くのは避けましょう。それがあなたの合格を遠ざける要因になってしまっている可能性があるからです。 予備校や個別教室、家庭教師もすべて、それらをどう利用するかが大事なのであって、おんぶにだっこになってしまってはいけません。 ましてや、予備校の教科書は全問解説する前提で作られているので、問題数も少なく、網羅性が低いものです。どんなに完璧にしたところで普遍的な力はつきにくいでしょう。
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予備校神話からの脱却

親御様にも浸透してしまっているのが、成績が伸びないから予備校に通わせるという安直な考え方です。 しかし、塾に行かせてもダメだったという経験は、どの親御様もあるはずです。それでもまた成績が下がってくると『塾に入れよう!』という考えになってしまうのです。 まず、お子様の成績不振の原因分析が先決です。なにが勉強のボトルネックになっているのかをよく観察し考えることが最も大事なのです。 我々のようなプロは、お子様の成績不振の原因を日頃から突き詰めており、様々なパターンを経験しています。それゆえに、お子様の状況を聞けば、ほとんどがどういうパターンなのかが推察でき、顛末もわかります。 もし、自分のお子様の置かれた状況が判断できないときには、MEDUCATEにご連絡ください。ベストな提案をさせていただくことができると思います。  
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著者プロフィール】
MEDUCATE代表/形成外科医/マイナビ家庭教師医学部受験コース監修責任者 細井 龍 渋谷教育学園幕張高校−千葉大学医学部卒 千葉大学医学部在学中から医学部受験指導に携わり、他塾で全く結果の出なかった生徒を独自のメソッドを用いて医学部などの難関大に何十 人と送り込んできたカリスマ講師。某大手個人指導塾で最高ランクのプロ講師を務めてきた。 授業内容の濃さには他の講師とは一線を画すものがあり、情熱的でかつ理論的、効率的な授業を行う。精神論や脳科学的勉強法にも造詣が深く、具体的な勉強だけでなく、学習内容をどう効率的に自分の使える知識に昇華させるかを伝えることに重きを置いている。 医業の忙しさもあり、直接持てる生徒の数が限られてきたため、MEDUCATEを設立し、後進の育成と指導メソッドのマネジメントに従事し、他塾では行えない最高の教育環境を作り上げることを目指している。 2016年春よりマイナビ家庭教師医学部受験コースの監修責任者を務める。

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