こんにちは、エグゼクティブ講師の丸山です。
先日、進路について生徒から相談を受けました。
進路を決めるのは親?生徒?
その生徒は現役生で夏頃から本腰を入れて受験に取り組んできたのですが、なかなか合格を勝ち取ることができず、苦戦しています。まだ、本命・チャレンジ校と何校か受験予定なので、今後の戦略について話し合いました。
当の本人は、滑り止めと想定していた大学に落ちてしまい、すっかり自信喪失状態。センターで滑り止めの滑り止めとも言えるところに合格しているものの、進学するつもりはないそうで、、、このままでは、3月まで入試が続く可能性が高い見込みとなっている状態です。
さて、ここで問題となるのが親と生徒の関係性。
この大学はいいけど、こっちの大学はダメと限られた試験日程の中でも限定したがる親御さんがいらっしゃいます。
心配なお気持ちはわかりますが、生徒の可能性を自ら狭めていることにお気付きですか?
極端な言い方をすれば、
親の過干渉は、生徒の自主性を奪います。
いつもいつも親が決めてばかりいると、子供は心の中で「どうせ自分がなにかいっても親が、、、」と考えるようになり、自分で決めない癖がつきます。
生徒は18歳でもう十分大人です。すべての責任を背負うことはまだ難しいかもしれませんが、責任を負う覚悟で判断するだけの理性は持ち合わせていると思います。
我が子の覚悟ある決断を全力でサポートしてあげてください。
それこそが親の務めではないしょうか。
餅は餅屋。進学先に関しては、我々におまかせください。
大学の知名度
かくいう私は現役生のころからどうしても外国語学部に進学したいと考えていて、1浪を経て上智大に合格しました。
その時、親に上智大に進ませてくれと頭を下げたのですが、
え?ジョウチ大学って?聞いたことない。
( ;´Д`)
地方で自営業を営む私の両親が知っている東京の私立大学といえば、早慶かMARCHか箱根駅伝に出場している大学程度でした。
その後たまたま同じ職場の方から意見をいただき、無事進学が認められましたが、親が行かせたい大学と、子が進みたい大学が必ずしも一致するとは限りません。
親が子供のことを思って決めてあげることも愛情の一つですが、責任を持たせるために生徒自身に決めさせることも愛情の一つだと思います。親が生徒を信頼することが自律を獲得する第一歩です。