生徒の伸びしろとは?
私たちプロ講師は、少し話せばその子が一般的にどの程度まで伸びるか推測できます。いい意味で裏切ってくれる子はあまり多くはありません。つまり、ファーストコンタクトでどの程度までの伸び代が期待できるか推し量れてしまうのです。 MEDUCATEでは、親御さんにそのことをカウンセリングの際に、遠慮なく言わせていただいています。一流の講師がついたとして、一般的に見て、現状から目標達成までどれくらいの期間が必要か、今年合格できる確率はどれくらいか。詳細に説明します。さて、私たちは生徒さんの伸び代をどういった点で判断しているのでしょうか。
まず、初対面の時から、明るくハキハキしている明朗活発な子は、伸びそうだなと思うかもしれません。しかし、正直なところ、判断材料になりません。元気な性格か、おとなしい性格かはあまり成績の伸びに有意差はありません。 部活や趣味を頑張っているor頑張っていた子はどうでしょうか。 このような子は伸び代が期待できます。何かにのめり込む体質の子、勉強の有用性を理解し、意識改革ができれば勉強に向かって真っ直ぐに突き進む素質があります。また、何事でもいいので目標に向かって頑張った体験がある子は苦難に立ち向かう耐性や心構えが自然と備わっている場合が多いです。故に「今まで何か頑張ったことはあるか」という質問は有用な部類に入ると思います。 また、レスポンスも重要視します。カウンセリングの際には様々な質問を生徒さんに投げかけます。その時に答える速度、返答の内容を見ていますが、まず返答の早い子は頭の回転の速く伸び代を感じます。返答が遅くても的を得た回答が返ってくるのであれば、大丈夫です。 私たちからの質問の意図を理解し、先読みして回答できているか。これは国語力の重要な指標となります。勉強の基本は国語力ですからね。逆に的を得ない返答が返ってくる場合は、根本から養成していかなければなりません。生徒と親の関係性
さらに、この時の親御さんの対応も見ています。勉強の苦手な子は、思春期に親御さんが勉強に関して過干渉気味の家庭が多いです。放任主義の家庭ほど、お子さんは成績がいいというのは逆説的であるようで真理なのです。 カウンセリングの際に親御さんが多くを語り、お子さんの発言を遮るようなことがある場合、家庭にも成績不振の要因があるのであろうと推察されます。 これはほんの一例ですが、学習のプランニング、講師の選定には生徒のキャラクターの理解が不可欠です。人生の大きな分岐点を盤石の布陣で迎えられるように全力でサポートしています。<バックナンバー>