【医学部合格の極意】医学部入試に必要な数学を得意にするには?【その3】
記事執筆者
山口慶悟
こんにちは。今回は「3:基本ができていない」について話していこうと思います。 至極当たり前の話ではあるのですが、基本ができていなければ数学の問題は解けません。
そんな当たり前の事記事にするな、と思う方もいるかもしれませんね?
ですが、そもそも基本とはなんでしょうか?
何がどこまで出来れば基本ができているといえるのか、あなたは説明できますか?
基本ってどこまでが基本なの?
さて、では入試数学における基本とは何か考えていきましょう。入試における基本が出来ているというのは、言ってしまえばその2の時に話した「解き方を考えるための土台」が出来ていることです。
そしてこの土台はこれらの要素によって構成されています。
1:数学の教科書に出てくるような公式、定理が頭に入っている 1’:その公式、定理が何故そうなるのか理論や式を用いて説明できる(高校範囲で出来るものに限ります) 2:その公式、定理を利用した最低限の問題が出来る(2次方程式、点と直線の距離、余弦定理などの計算など) 3:2の最低限の問題が出来ることを前提とした典型問題が解ける
1から数字が増えるにつれて難易度は高くなります(1’は1レベルだったり3より難しかったりします)
これらの土台ですが、勿論3まで出来ているのが望ましいのですがどこまで出来れば良いのかは入りたい大学のレベルによって変わります。でも医学部入試となるとやはり3までは出来ていなければいけません。
重要なのは基本というのは1や2だけではないこと、そしてこの3の幅が広いことです。
実際に合格点を取るということだけ考えると3まで出来れば可能ではあるのですが、この典型問題の数が膨大で難易度にも差があるんですね。だから典型問題がどこまでなのか把握出来ていないと、少し難しい問題が全部応用問題に見えて数学が難しく感じてしまうんです。
じゃあ典型問題がどこまでなのか、というのが疑問になってくるかと思いますが、自分は数研出版の1対1対応の演習が判断基準として優秀だと考えています。
1対1対応の演習は典型問題の数と難易度が基礎固めとして適切です。青チャートやフォーカスゴールドは数、汎用性としては申し分ないのですが、難易度にばらつきがあるように感じます。一対一対応が2、3をメインに扱っているのに対し、この2つは1、2、3と幅広く取り扱っています。
勿論、そういった作りに意図的になっているし質としてはこの2冊も良いものなのですが、自分は1、2、3は別々、順番に取り組んだ方がいいと思っていて、青チャートとフォーカスゴールドはその線引きが曖昧なように思います。
1、2は教科書に準拠していたりする難易度が低めの問題集で固めて、その後一対一対応の演習で典型問題のパターンを把握するのが僕は基礎固めとしては1番良いのではないかと考えています。
数学は暗記じゃないとはいいますが、それは違います。
何も知らない普通の小学生が微分積分がいきなり出来ないのと同じで最低限の事項が頭に入っていないと解けるものも解けないです。
数学が苦手な人はやはり把握出来ている解き方や事項の数が少ないです。典型問題のパターンの把握は努力次第でどうとでもなりますので、数学が苦手な人には医学部入試数学のスタートラインに立つためにこの土台固めを頑張って欲しいです。
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