以前、家庭教師仲介業者の実態について伺った家庭教師業者元社員のTさんに、医学部受験専門予備校の実態についてお話していただきます。
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今や世間には数多くの「医学部受験専門」を謳う塾・予備校、家庭教師が存在しています。 我々MEDUCATEもその一つではありますが、一体どんなものがあり、そしてどの塾を選ぶべきであるのか、当ブログを御覧の皆様であれば、当然気になるところであるかと存じます。 今回はついに、「医学部入試専門塾・家庭教師の実態」に切り込んでいきたいと思います。
医学部受験専門予備校の実態
平均相場は300〜600万円/年ほどかかると言われている医学部予備校。 確かに単なる大手予備校よりも手厚いフォローがあり、授業の人数も少数であるが故に、プロ講師の密度の濃い授業が受けられるという点で、高額ではあるものの魅力的であるでしょう。しかしながら医学部予備校は、規模は大なり小なりあれど、今や乱立状態となっています。 医学部受験人気は高まっていますが、その一方で少子化も進んでおり、各予備校はとにかく「生徒の確保」に躍起になっています。 当然、予備校にとっての1番のセールスポイントは「合格実績」でありますので、それを謳い文句に生徒を集めていくわけですが、これは表向きの部分に過ぎません。 実は、合格実績を出せない、むしろ合格を「出さない」ことによって、生徒を確保する悪質な塾・予備校が存在しているのです。 つまり、生徒を「浪人」させることにより、次年度の売上を担保することを狙いとしている、ということです。 「医学部受験=浪人して当然」という先入観、そして高額の費用を払ったことによるサンクコストへの固執、そしてプロ講師からの「悪魔の助言」が、それを支えている屋台骨となっているのです。 そういった悪質業者に引っかからないために、保護者の方が気を付けなければならないのは、「透明性の有無」に尽きます。 費用を出すのはご両親であるにも関わらず、その効果、つまり授業内容や方針、具体的進捗などについて、予備校側から完璧に示されることはほとんどありません。(これは医学部専門に限らず、どの予備校や塾、家庭教師にも言えることではありますが。) 定期的に面談があっても、模試の結果のフィードバックから特別講習を提案されるだけで、営業目的の面談であることである場合がほとんどです。 ※怪しい業者は、とにかく「受かる」「大丈夫」「順調」など甘い言葉を使います。それによって受験に失敗した後、「次も続ければ必ず受かる」「ギリギリで落ちた」「受かる実力はあったがあと一歩だった」などという言葉を使い、次年度の継続を煽ります。 いい予備校・塾は、しっかりと保護者様に対しての説明責任を果たします。 それがどのように、どれくらいのレベルで行われるのか、入会時には必ず確認してください。これを曖昧にしてくる業者は、信頼に値しないと判断していいでしょう。教育業界には、生徒側には知らされない闇の部分があります。 それを知らずにお子様の運命を託してしまうと、お金だけの問題でなくお子様の将来に関わります。もし、他塾の方針に疑問を抱いたときは、MEDUCATEにいつでも連絡してください。MEDUCATEは常に誠意をもって対応します。