こんにちは、エグゼクティブ講師の丸山です。 先日、一昨年の12月から指導していた生徒から明治大学合格の報告を受けました。思い返してみると、運動部に所属していて勉強よりも練習!という典型的な男子高校生という印象で、初めて出会った時の彼の英語の偏差値は、44でした。

偏差値40代から明治大学合格

まさに逆転合格と言えるでしょう。昔の彼から今の姿は想像もつきません。

正しい単語帳選びが勝負の鍵

そんな彼が第一志望に合格できた秘訣は、受験までを逆算した学習計画と適した単語帳の選択にあったと思います。 指導開始時点での英語に関しては、文法や読解云々の前に基本的な単語力が足りてないことが根本的な問題でした。そこで、まずは語彙力強化を最初の目標に定め、部活が終わる夏前までに単語帳を一冊仕上げることを決めました。 ここで受験生がやってしまいがちなミスの1つは、身の丈に合っていない単語帳を選んでしまうことです。受験生だからといって、全員が全員ターゲット1900やシステム英単語、単語王といった正しく大学受験用の英単語帳を選びたがるのですが、ここで焦ってはいけません。 英語の偏差値が50以下の生徒は、そもそも高校1年生〜2年生レベルの単語ができていない場合が多いのです。いくら頑張って難しい単語ばかりを覚えても、基礎単語が出来なければ成績は上がりません。 単語帳を選ぶ際には是非書店で単語帳を何冊か手にとってパラパラと眺めてみてください。目安として、およそ8割はわからない単語で、2割程度はなんとなくわかる単語が載っている単語帳があなたに適した単語帳です。(すべて知らない単語だけで構成されているとつまずきやすく、心も折れやすいので注意してください。) また、単語帳はビジュアルも大切です。受験生の相棒となる存在なので、レイアウトの見易さなどこいつと一緒に受験を乗り切るんだと思えることも重要な要素です。 参考までに、これから受験勉強を始める高校2年生に一度は手にとってほしい単語帳は、 ○ターゲット1200(高校基礎レベル) ○ターゲット1400(受験準備レベル) の2冊です。 この2冊を仕上げる前に、前述のような大学受験レベルの単語帳に挑む資格は無いと思ってください。

段階別英語学習のポイント

運動部に所属していた彼は、ターゲット1400から始めました。部活引退まではどうしても練習優先になってしまうので、それまではとにかく単語だけは覚えておくことがその後の伸びを大きく左右します。 というのは、英語の偏差値を上げるためのポイントを大きく分けると
  1. (偏差値 〜50)基礎単語を覚える
  2. (偏差値50〜55) 基礎文法と文型を学ぶ
  3. (偏差値55〜60 )精読レベルを上げる
  4. (偏差値60〜)  読解の精度・スピードを上げる
のようになります。①はもちろん、④のフェーズでも単語が壁となります。英語長文で伸び悩む生徒の多くは知らない単語が多すぎて読めないか、または単語の意味を思い出そうとしたり推測しようと考えているから読解スピードが遅くなります。つまり、①では基礎レベルの語彙力、④では大学受験レベルの語彙力が必要とされるわけです。 運動部の彼も①のフェーズにいました。そこで最初はターゲット1400から始めることにしたのです。ただ、最後までターゲット1400だけでは、④の段階でつまずくことは明白です。だからこそ、7月の引退までのおよそ半年でターゲット1400を完璧に仕上げ、勉強だけに集中できるようになった夏前からは単語王と解体英熟語を使ってさらなる語彙力向上という計画を立てました。

受験は道標を辿る旅

この計画を彼は見事に実行しました。この第一志望合格を見据えた計画こそが彼の勝利の一因だったと思います。 いきなり大学受験レベルの英単語帳に取り組もうとする生徒が多いように、受験生は闇雲前に進もとします。そして途中でつまずき、最初からやり直そうと決意し、また同じようなところでつまずいていませんか? 勉強はただ量をこなせば良い、時間をかければ良いという訳ではありません。ゴールを見据えたしっかりとした計画の下に、正しい方向に、かつ、適切な量の努力が必要とされます。正しい計画の下に最短ルートで進むことが合格への近道です。 あなたの計画は適切ですか?  
 

【著者プロフィール】

maruyama 丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブ講師 ) 上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒   大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また、古代中国に対する造詣も深い。  

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