不安なまま迎える本番当日
つい先日まで指導していた小学6年生のお母様から、結果報告のご連絡いただきました。この生徒は、1月に東京以外の首都圏私立中を滑り止めとして受験していたものの、全敗。。。精神的にもかなり厳しい中で、2月1日の第一志望の受験日を迎え、続く2月2日〜4日も第二志望と滑り止めの受験という日程で、小学生にとってはかなりハードなスケジュールをなんとか気合いで乗り越えてくれました。 結果は、、、 第一志望 不合格 第二志望 合格 となりました。 本人としては、第一志望もなかなかの手応えを感じていたので相当悔しさが残り、気持ちの整理に時間がかかるかもしれません。結果としては、第二志望に進学という形になりました。 (私個人としては、6年生になってからの伸びやこれまでの努力を考えると、第二志望でも全く恥じることはなく、堂々と進学してほしいと思います。)第一志望以外に進学するということ
合格発表後、この生徒にはまだ会えていませんが、会えたらしたいと思っている話をこの場でみなさんにもお伝えしたいと思います。第一志望に合格できなかった、第二志望に進学することになってしまったことは負けではありません。
ありきたりな言葉ですが、これからの中高6年間が本当の意味で勝負です。第一志望に行けなかった悔しさをを成長の糧にしよう。第二志望に行ってよかったと思えるようにしましょう。間違いなく言えることは、挫折を経験した人間は強くなれるということです。 (実は、私を含めMEDUCATEエグゼクティブ講師陣は皆大学受験で現役合格できず、漏れなく全員浪人しているのです。振り返ってみると、この18歳で経験した挫折は自分を倍以上強い人間にしてくれたと思います。また、この話は後日したいと思います。) また、見事第一志望に合格できた子は、「燃え尽き症候群」に注意してください。進学に満足してしまい、入学後は全く勉強しなくなり、進度の早さについていけず、成績が伸びない生徒をこれまで多く見てきました。決して合格をゴールにしないようにしましょう。 最後に四字熟語を一つ。合格はゴールではなく、スタートです。
入ったからにはその集団のトップを目指そう! 【著者プロフィール】 丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブ講師 ) 上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒 大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また、古代中国に対する造詣も深い。鶏口牛後
(大きな集団の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよい)