こんにちは、MEDUCATEエグゼクティブ講師の丸山です。

かなり暑さも和らいできましたが、みなさん、充実した夏休みは過ごせましたか?

夏休みが終わり、もう9月も半ばにさしかかっています。ここからは受験生にとって時間が進むスピードど一気に加速し、秋になり、寒くなり始った思えばもう年末で、あっという間にセンター試験がやってきます。

センター試験は、ほとんどの受験生にとって最初の本番になることでしょう。国立志望生にとっては命運を分ける試験でもあり、私立志望生にとっては1月末から始まる私立大学入試に向けたマイルストーンのひとつなので、センター試験でしっかりと結果を残せるかどうかで、すべての合否が決まると言っても過言ではありません。

そこで今回は、秋から始めるセンター国語対策について簡潔にお伝えしたいと思います。

 

まず、センター国語の第1問(評論文)のポイントは、、、

① 対比構造をつかめ!

② 解答の根拠を見つけよ!

③ 迷ったら②に戻れ!

 

① 対比構造をつかめ!

センター現代文においては、2つの物事を比べながら、論を進めていくパターンが多く見られます。「近代vs現代」「西洋vs東洋」などの対比を通して、「筆者の主張vs反論」という形を取り、論を展開していくのです、2つの物事を比べられている場合には、どちら側に筆者が立っているかを必ずチェックしながら、両者の違いについて注目しながら読みましょう。

 

② 解答の根拠を見つけよ!

センター試験は、全国の受験生がレベルを問わず受験し、かつ解答を公式発表する特殊な試験です。私大や国立2次試験の解答も赤本などで発表していますが、それはあくまで大学側が公式に公開しているわけではなく、予備校講師が実際に問題を解いて出した解答になるので、出版社ごとに解答がことなる場合が稀にあります。

解答が公式発表されるセンター試験は、正解にゆらぎがあることや、他の選択肢でも可であることなどは、性質上許されません。

つまり、明確にひとつの解答に絞れなければならないのです。

現代文において、解答を一つに絞るために必要になるのは、本文から解答の根拠を見つけることです。設問で問われていることに対して本文でどう書かれいるかを考えましょう。

設問は△となるのはなぜかとなっていて、理由と聞いている。本文の○行目では〜と述べていて、○段落では・・・と書いてある。まとめると、〜であり、・・・であるから、△となる。

このように本文の内容から解答の根拠を見つけましょう!

 

③ 迷ったら②に戻れ!

「選択肢を2つまで絞れたんだけど、最後の2択でいつも間違える、、、、」という人がいるかと思います。2つまで絞れたら、ゴールは目前ですが、焦ってはいけません。

まずは、残った選択肢同士を見比べてみてください。部分的にせよ、なにかしらの違いがあると思います。例えば、①では、○○は△△△である。②は、○○は⬜︎⬜︎⬜︎である。違いは△なのか⬜︎なのかという部分ですね。その違いを踏まえた上で、もう一度本文にもどりましょう。

センター試験に限らず、現代文は本文中でどのように書かれているがもっとも重要です。迷っている2つの違いのどちらが正しいかは、雰囲気で選んだりせずに本文と照らし合わせて考え、より本文の記述に忠実な方を選びましょう。

 

これらの3つの点を踏まえて、問題を解きましょう。センター試験対策の最良の問題はセンター試験の過去問です。2次や私大でも国語を使う人は、少なくても2002年度の問題から10年分は、9月10月のうちにやっておきたいところです。

理系でセンターでしか国語を使わない人でも、毎週1年分はかならず取り組んでください。

過去問は時間を測って取り組みましょう。第1問(評論文)の制限時間は25分程度を目安にしてください。

解き終わったら、ただ○✖️をつけるだけでなく、解説を熟読しましょう。解説の述べている解答までのプロセスと、自分が解くときに考えたプロセスが一致しているかどうかを重要視してください。

間違えたり、プロセスがずれていた場合には、解説と同じプロセスを自分でもしっかり再現できるようにしましょう。現代文でも、プロセスを踏んで考えることが重要です。

 

少し長くなってしまいましたが、これがセンター現代文の肝となる部分です。センター現代文は本文に必ず解答の根拠が隠されていることを意識して取り組んでください。

 

次回、第2問(小説)についてお話したいと思います。


【著者プロフィール】maruyama
丸山 由朗 ( MEDUCATEエグゼクティブ講師 )

上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒

大学在学中にブラジルへ留学し、その間に南米大陸を一人旅で巡った経験を持つ。現在、国語/世界史講師として活躍しているが、ポルトガル語も堪能である。また古代中国に対する造詣も深い。