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多浪生の特徴
1. 基本計算能力・国語力が低い(=解く、読むスピードが遅い) 2. 複数のタスクをこなすのが苦手 3. 頑固で自分のやり方を変えない 4. 予備校に真面目に通うことで成績が伸びると思っている 5. 自分流の勉強を続け、他人との比較や客観的評価を嫌う 6. 自分ができないことを認めない 7. すぐに言い訳をする 8. 親が金持ちで甘い
頑固で自分のやり方を変えない 今回はこのポイントに関して指摘していこうと思います。思考の柔軟性
さて、頑固で自分のやり方を変えないとはどういったものなのか、例を挙げてみましょう・自分は見て覚えるタイプなので見て覚えます ・語呂合わせは苦手なので使いません ・自習室は個別ブースじゃないと集中できないんですよ ・音楽を聴いている方が集中できる気がします ・授業中は内職したくないです ・・・etcこういった問題に対して何かアドバイスした際に、即座に言い訳する生徒に限って成績が伸びません。案の定、自分街道を突っ走ってしまい、不合格に突き進んでいきます。 大抵、少し話せば、その子が受かるか受からないかは判断できますが、そう言った「良いものを取り入れる思考の柔軟性」も重要な判断要素になります。 現状、成績が上がっていないからこそ、生徒マターの要因を指摘しているのにも関わらず、それを素直に受け入れることができないのは非常に損をしていますよね。 もし、十分な成績が取れているのであれば、我々も本人のやり方を尊重しますし、偏差値70の生徒が上記のことを言っていても、誰も正すことはありません。 受験に限っては
成績をしっかり出している者が最も正しい
のです。アドバイスには意義がある
成績が出せている生徒は、自分なりに考察し、取捨選択し、その方法がベストと考えて行動しています。その自論に合理性があれば、講師側もそれを尊重しますし、応援もします。 しかし、生徒が間違った方法を実践し、成績が伸びていないにもかかわらず、生徒の意思を尊重して間違いを正さずに見守るのは、講師として不適切な対応であると言えるので、科学的に正しい方法を指摘しているのです。 ポイントは科学的に正しいというところです。講師が個人的に正しいと思っていることを押し付けるのでは、エゴの強制になります。それは合理的ではないので、しっかり成書に基づき、データが蓄積されている科学的に正しい勉強方法をアドバイスしています。 例えば上記の訴えについては・自分は見て覚えるタイプなので見て覚えます →見て覚えるのは科学的に非効率です。五感をすべて使いましょう。 ・語呂合わせは苦手なので使いません →語呂合わせは非常に暗記効率が良いと証明されています。毛嫌いせず積極的に採用しましょう。 ・自習室は個別ブースじゃないと集中できないんですよ →試験は個別ブースでは受けられません。普段から雑音に慣れておきましょう。 ・音楽を聴いている方が集中できる気がします →音楽を聴きながらだと学習効率が下がるという論文があります。 ・授業中は内職したくないです →上手く内職を活用しないと周りの人には勝てないですよ。医者をやっていても思うのですが、先輩のアドバイスには必ず何かしらの意義があります。一時的に「そのアドバイスは意味がないな」と思っても、それは自分の経験が浅かっただけだったんだと後から気付かされるのです。 講師からのアドバイスも必ずや意味のあるものですから、自分の考えやポリシーに固執せず、柔軟に取り入れていき、合格までの道筋を極力最短にしましょう。 勉強法などを詳しく知りたい方はMEDUCATEにご連絡くださいね。