『先生〜、、、数学、大失敗、、』とある高校1年生の話
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みなさん。ごきげんよう。数学講師の沖 元介です。
夏の訪れを日に日に感じる時期となり、予備校では前期授業が折り返し、3学期制の学校も、1学期の中間テストが終わりました。
さて先日、定期テストに向けて数学を指導していた高校1年生の生徒から、テスト後にこんな連絡が届きました。
『先生〜、、、数学、大失敗、、、』
講師としては、非常にがっくりくる瞬間です。
ですが、私たちがMEDUCATEで目指しているのは、単なる学習指導ではなく、意識改革です。
たとえ高校1年生でも、自立した大人として向き合い、妥協せずに高い意識レベルを求めます。
そこで私は、このような返信をしました。
以下、返信内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大学受験を目指す生徒にとっては、1回1回の定期試験が本番です。
一部の体育会系の生徒でない限り、「勝負」で結果を出す習慣や感覚は、定期試験でしか養えません。
が、まだ初戦。
高校のテストの内容(中身)が受験に直結するわけではありません。従って、起こってしまった『結果』に対して、一喜一憂することは無意味であり、後悔をしたり、無駄な解き直しをする必要はありません。
それよりも、1回1回の定期試験を、自分を成長させる機会として欲しいと思います。
《Check》何故、その点数になってしまったのか分析(評価)をし、
《Action》次はどうすれば良いのか(改善策)を考え、
《Plan》それをもとに計画を立て、
《Do》実行してみる
これが、PDCAサイクルというものです。
1年生で5回、2年生で5回、3年生で4回の試験がありますので、これができるのは、あと13回です。
何が言いたいかと言うと、2つです。
・試験の前は、『結果』にこだわり、勝負で勝つことを目指して下さい。
・試験の後は、『結果』ではなく、その前の『行動』に焦点を当てて下さい。
あなたの学校で、10番前後にいなければ、希望する大学に進学するのは難しいと自分にプレッシャーをかけると良いでしょう。
長くなりましたが、高校生は年齢こそ子供ですが、心は立派な大人です。
考え方一つで、『大衆の一部となるか、抜きん出た存在となるか』が変わります。
だからこそ、良い習慣を身につけることを求めます。
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沖 元介 ( GENSUKE OKI )
MEDUCATEエグゼクティブ講師 兼 運営
大妻中野中学高等学校 数学講師/早稲田塾 数学講師 & 教材開発部/増田塾 数学講師/Navio 数学講師 (出向先;市立松戸高校 / 市立船橋高校 / 植草学園高校)/個別教室のトライ 数学プロ講師/SBI大学院大学 経営管理研究科 アントレプレナー専攻 在学中
※現在、都内の複数の学校や予備校、個別指導塾で数学を指導する。『数学を学ぶのではなく数学で学ぶ』を信条とし、意識と習慣作りの観点から、毎年数多くのできない子をできる子へ転身させる。その傍らで、自身は大学院大学にてMBA取得を目指し勉強中。教育×経営学の可能性を模索中である。
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