記事執筆者
沖 元介
心の底から“やればできる”と自信を持ってチャレンジすることのできる子供の育成が ”真の教育”と考え、『数学 ”を” 教えたいのではなく、数学 ”で” 教えたい』を信条としている。
医学部受験数学勉強法 ~数学の勉強における3つの留意点~
Part.1 自分の勉強が地に足着けたものになっているか?上滑り状態でないか?
ごきげんよう。MEDUCATE数学講師の沖です。
これから何回かに分けて、医学部受験における数学の勉強法について、書きたいと思います。今回のテーマは、医学部受験における数学の勉強で留意して欲しいことを3つのパートに分けて書きたいと思います。受験生として頑張っている人はもちろんのこと、これから医学部受験を志して勉強を始める高1高2の方は必見です。是非ご一読ください!
では、早速参りましょう。
医学部受験における数学勉強法3つの留意点
1、自分の勉強が地に足着けたものになっているか?上滑り状態でないか? 2、数学を”極めよう”と思っていないか? 3、1つの解法で満足していないか?
自分の勉強が地に足を着けたものになっているか?上滑り状態になっていないか?
医学部受験生に最も多いのがこのパターンです。
「参考書選び」「予備校の講座選び」などの際に、医学部志望だからといっていきなり最難関の問題集に手を出したり、予備校の最上位クラスに参加したりしてしまいがちです。もちろん、ライバルたちから刺激をもらい、授業に何とかついていこうと自分自身を鼓舞するために参加することは無駄にはならないのですが、うまく利用できているケースをほとんど見たことがありません。
大半がその授業を受けていること自体に満足してしまっていて、そこにいるだけで自分が賢くなったと勘違いしている生徒が非常に多いのが現状です。 太刀が悪いのは、模試などでテキストの問題がそのまま出てきたがために、大して理解もしていないのに、たまたま解けてしまったものを自分の実力と勘違いし、次の模試で撃沈したときにそちらの方を「たまたまできなかっただけ。自分の実力はこんなものではない。」と捉えてしまうことが往々にしてあることです。
他の科目と比較しても、数学はこのような事態が頻繁に起こりやすい科目と言えます。
数学に飛び級はない
孫子の言葉に『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』というものがありますが、まさに数学の問題も『正解に偶然の正解あり、不正解に偶然の不正解なし。』と考えるべきです。
数学という科目特性上、習得段階において、“飛び級”をすることが非常に難しい科目であり、一つ一つのステップを着実にこなしていく以外、数学力を身に着ける方法は存在しません。 少し話は飛びましたが、自分の実力と不相応のレベルのモノを選んでしまうことによって思うような結果が得られないどころか、前述の例のように基礎が抜け落ちた状態で難問の解説ばかりを頭に入れてしまうことで、頭でっかちな状態となり、順当に基礎から学ぶケースよりも結果的には大きなロスをしてしまった、、、とならないようにしましょう。
それには、受験の専門家に的確な診断してもらうか、自分の実力をフラットな目で見たうえで、自分のスタート段階と近しいレベルの先輩などのアドバイスや受験体験記を参考にすると良いでしょう。 『急がば回れ』焦らず、自分のレベルに合ったものを選定するようにしましょう。続きは次回。
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